01 / 導入の背景と課題

場所を問わず、同じ品質で電話業務に取り組める環境を求めて

シェイプウィン株式会社は、PR・SNS・SEO・GEOを組み合わせ、企業の認知拡大からブランド形成までを一気通貫で支援する戦略的PR会社です。IT企業・製造業をはじめとするBtoB企業へのコミュニケーション支援を強みとしながら、BtoC企業のPRやSNSの支援にも取り組んでいます。

シェイプウィンのオフィスでノートパソコンを囲んで打ち合わせをするメンバー

近年は、AI検索時代に対応したデジタルPRにも力を入れています。企業ごとに異なる課題を聞き取り、どの施策から始めるべきかを整理したうえで、社内のフィールドセールスや支援担当者へつなぐ。その最初の接点を担うのが、インサイドセールスです。

インサイドセールス部門を立ち上げた背景を教えてください。

社内にPR・SNS・SEOの専門家と実績が増えてきたことを背景に、問い合わせを待つだけではなく、より多くの企業へ知見を届けるためにインサイドセールス部門を立ち上げました。現在は、企業の広報・マーケティング担当者へ電話をかけ、課題を伺いながら最初の提案機会をつくっています。

CallConnectは2025年12月頃から利用しています。メンバーはリモートワークを基本とし、東京近郊のメンバーは木曜日に出社する運用です。担当業務や時期によって変動しながら、1日約20〜80件の架電を行うなかで、働く場所にかかわらず、同じように電話業務へ取り組める環境が必要でした。

導入する電話ツールには、どのような条件を求めていましたか。

リモートで稼働するメンバーが、どこからでも同じ環境と品質で架電できることです。担当者が入れ替わることもあるため、操作が複雑ではなく、説明の負担が少ないことも大切でした。

すでに全社で顧客管理に使っていたHubSpotや、チャットツールのSlackと連携できることも条件でした。料金と機能が分かりやすく、自社の規模や運用に無理なく合わせられると感じたことに加え、導入前の問い合わせに丁寧に対応してもらえたことが、CallConnectを選ぶ決め手になりました。

02 / 導入後の効果

CRM連携と録音で、架電後の記録・引き継ぎ・振り返りを一つの流れに

HubSpot連携は、日々の架電でどのように使っていますか。

HubSpotのタスクやコンタクト画面に登録した電話番号からクリックして発信し、CallConnectで通話を開始します。通話後は活動メモと結果をHubSpotに記録できるため、複数のツールを立ち上げて行き来することなく、架電から記録までを進められます。

アポイントを獲得してフィールドセールスへ引き継ぐ際には、HubSpot上から通話録音も確認できます。会話の温度感や、相手が何に関心を示していたかを確認したうえで次の商談へ進めるため、引き継ぎの質を高めやすくなっています。

Slackは主に不在着信の通知に使っています。誰から電話があったかを確認し、手が空いたメンバーが折り返すことで、離れて働くチームでも対応をつなげています。

ヘッドセットを着けてノートパソコンで架電業務に取り組む中村氏

KPI管理や営業の振り返りには、どのようにつなげていますか。

通話履歴・活動メモはHubSpotへ自動反映されるため、個別に転記する必要がありません。一方で、架電結果はHubSpotのダッシュボードとスプレッドシートで管理するKPI表に蓄積し、架電数・接続数・アポイント数などを担当者別・チーム別に把握しています。成果集計や振り返りを含む架電業務全体では、体感として約20%ほど業務負荷が軽減されたと感じています。月あたりでは約5〜8時間程度の業務削減につながっていると考えています。

通話データを、社内の知見として残しているそうですね。

はい。通話録音は、数字だけでは分からない会話の質を振り返るためにも活用しています。同じオフィスにいなくても、録音を確認して具体的な会話をもとにフィードバックできるため、抽象的な指導になりにくく、架電業務へ集中しやすい環境づくりにも役立っています。

CallConnectから通話録音をダウンロードし、文字起こしやAIによる分析につなげています。興味を持っていただきやすい提案の切り口や、反応が異なる業界ごとの傾向を取り出し、インサイドセールスだけでなく、フィールドセールスや顧客支援を担うメンバーにも共有しています。

以前であれば一回限りになりやすかった電話での会話を、次の提案や新しいサービスを考えるための材料として蓄積していく。CallConnectを、発信のためだけではなく、営業活動の再現性を高める仕組みの一部として活用しています。

03 / 今後の展望

会話から得た業界の声を、より良い提案と働きやすいチームづくりへ

今後、インサイドセールスで取り組みたいことを教えてください。

今後は人員を増やし、アウトバウンド営業を通じて、より多くの業界・企業が抱える課題やインサイトをつかんでいきたいと考えています。広報PRやデジタルPRの知見を、必要としている企業へより的確に届けることが目標です。

そのために、蓄積した通話データとAIによる分析を活かし、業界や商材ごとに届きやすい提案の切り口やトークを整理していきます。アポイント獲得だけで終わらせず、面談や受注までデータをつなぎ、お客様にとって有益な提案を増やしていく方針です。

チームの働き方では、何を大切にしていきたいですか。

メンバーの経験年数や働く場所、家庭の状況にかかわらず、スキルを保ちながら力を発揮できる環境をつくることです。子育て中のメンバーも多く、急な予定や家庭の事情に対応しながら働けるリモートワークは、仕事を続けやすくするうえで大きな選択肢になっています。

電話業務の環境と、会話から学べる仕組みの両方を整えながら、一人ひとりが無理なく働き、チームとして提案の質を高められる環境をつくっていきたいと考えています。